電気代削減というのは、太陽光発電で発電した電力を自家消費した分の相当額のことです。現在、10kW未満は、発電量から自家消費した分を引いた、余剰電力が売電の対象となっています。毎月9000円の売電額を見込んでいるということは、年間余剰電力は、9000÷42×12=2571.4kWh、ですから、10kW未満で間違いないでしょう。この余剰電力売電の仕組みは、発電した電気を、まずは自分の家で消費し、使いきれなかった分を、電力会社の送電網に逆流させるというものです。これによって売電メーターを作動させ、売電量を計量するのです。そして、自家消費した分は電力会社からは購入していない、自分の家で発電した電気です。これを本来買うはずだったものとして計算すると、隠れた収入として見積もることが可能なのです。3000円の削減効果があるということは、1kWhあたり33円として計算すると、3000÷33=90.9kWh、となり、1ヶ月に、90.9kWhだけ太陽光発電の電気を消費する見込みということになります。ただし、注意して欲しいのは、毎月の売電というのは保証額ではないということです。普通は、年間発電量から年間額を計算し、それを月平均に計算し直して提示しています。その辺りを勘違いしなければ、良い交渉ができると思います。
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