ヴィジュアル系の時代―ロック・化粧・ジェンダー (青弓社ライブラリー)



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ヴィジュアル系の時代―ロック・化粧・ジェンダー (青弓社ライブラリー)
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ヴィジュアル系ロックの終焉

 興味深いテーマだと思うが、「ヴィジュアル系」という言葉の定義が曖昧だと思う。例えば、MALICE MIZER のヴォーカルと LUNA SEA のドラマーを同じ「ヴィジュアル系」と定義してしまっていいのだろうか? そこが本書の弱点だろう。
 ヴィジュアル系バンドのブームが去った原因は、音楽がメインでその添え物としてのヴィジュアルという認識のバンド側と、ヴィジュアルがメインで音楽はその添え物でしかなく、因ってバンドはいつでも取替え可能という認識のファンとの齟齬がヴィジュアル系バンドのメンバーのやる気を阻害しているからであり、ヴィジュアル系バンドと言われていたバンドもその多くがヴィジュアル系から撤退したのだと思う。そしてヴィジュアル系は妥協の産物としての‘劇画系’に変わりつつある。
アカデミズムを装った特定バンドへのラブレター

アカデミズムによるビジュアル系論集であるが(ちなみに、私は当初著者の井上貴子氏をロッキンオンジャパン編集者の井上氏と混同したのだが、まったくの別人)、論者の年齢層が高いせいか著しく同時代感を欠いているように感じられた。
ビジュアル系を安直に「音楽的にはスラッシュメタル、感性的にはパンク」と位置づけては英国ポストパンクを主なルーツに持つLUNA SEAやZi:KILLといった優秀なバンドが零れ落ちてしまう。ビジュアル系の中でも異色かつ徒花的存在であるMALICE MIZERにフォーカスしてしまっては90年代ビジュアル系の俯瞰としては用を成さない。
むしろ彼らに通低して云える「個人の孤独感、絶望感の暴力的な発露」「ビジュアルによる強烈な逸脱の主張」を評価していないのが惜しまれる。



青弓社
私も「ヴィジュアル系」だった頃。
私が「ヴィジュアル系」だった頃。
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