「選職社会」転機を活かせ―自己分析手法と転機成功事例33



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「選職社会」転機を活かせ―自己分析手法と転機成功事例33

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著者の暖かい心、前向きな気持ち、実践的理論に触れられる。

日本での書名は『「選職社会」転機を活かせ』であるが、
原題( Overhelmed : Coping with Life's Ups and Downs )を素直に訳すと
『途方に暮れて:人生の上り坂と下り坂に対処する』
とでもなろうか。

著者の言う通り、本書はキャリアに関する学術・研究書ではなく、実践書である。
読む進めると、翻訳小説の良書を読んでいるような気がしてくるから不思議だ。
まさに『途方に暮れて』というタイトルが似つかわしい感じがする。
例えば、著者自身の事例をあげている。著者がマンションに引っ越して近隣周辺とうまくいかない。

「ある日そのことを涙ながらに訴えると、
 夫のスティーブは「転機は君の専門じゃないか。理念や公式を当てはめてみたらどうだい」と言った。
 (あれは一般論なのよ。私の場合は特別なの!)と瞬間思ったが、
 (そうだ。理論を裏づけるなら、まず自分に当てはめて納得できなきゃダメだ)
 と気がついたのである。」

著者は、キャリアの転機に関する多くの段階理論に違和感を感じて、
転機について体系的に対処する方法について考え、
リソースとして4つのS
( Situation :状況、
  Self :自分自身、
  Support :周囲の支え、
  Strategies:戦略 )
を挙げている。
キャリアコンサルタント、産業カウンセラー必読の書

キャリアカウンセリングの主要理論の一つである転機の理論が、
難しい専門用語なしに読むことができてとても理解しやすい。

転機というものを、『転機そのもの』、『転機に対応する自分自身の資源』、
『転機の受け止め方』というステップで体系的に分析し、
転機にどう立ち向かうか? という具体策も提示してある。

しかも各段階でのチェックシートもついているので
実際に大きな転機を迎えて悩んでいる人に、即戦力のノウハウ本としてすぐに役に立つ。
私は失業経験があるが、その時、この方法論を知っていれば、遠回りせずにすんだと感じた。
さらに『どんな転機も乗り越えることができる』という論調が
読む人に勇気を与える。

もちろん人事担当者、学校関係の就職指導担当者は必須であろう。
悩んでいる人を具体的に導くことができる。
良書である。



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