三和銀行香港支店



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日本と香港の異文化接触を知る上では面白い

上の紹介文には、旧三和銀行が香港ではトップになったと書いてあるが、これでは「香港の銀行業界でトップになった」ように読めてしまう。あくまで、香港における日系銀行の中で比較した場合の話である。また、旧三和銀行が香港に一番早く進出したことしか、その「成功」の理由が分からない。

とはいえ、日本企業の独特の体質と個性の強い香港人スタッフや、現地企業との異文化交流ならぬ文化摩擦を知る上では、面白い事例ではないだろうか。結論から言えば、結局三和も日本企業の殻を脱げなかったような気がする。香港でも絶対数は少ないが、台湾のような「哈日族」(日本マニア)が存在するが、彼らには本書を一読して欲しい。そうすれば、日系企業に就職するのは損だと気付くだろう。

本書は日本と香港の社会・文化の違いを丹念に記述しているが、筆者にはそれがどの程度重大な問題なのか認識が甘いようにも思える。また、HSBCなど植民地の宗主国だった英国系と比較するのは酷だが、米系銀行と比較しても遜色のある日系銀行の限界について、もう少し記述して欲しかった。



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