タムタムアフリカ―アフリカ大陸縦断キャンプ200日の旅



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心に爽やかな風が吹き抜ける本

アウトドアライターの芳地直美さんの最初の著書です。著者は27歳で一念発起、OLを辞め、アフリカ縦断キャンプの旅にリポーターとして参加します。モロッコから南アフリカまで、軍用トラックを改造した“ゲルバトラック”なる乗り物でアフリカの地を半年かけて旅していきます。

旅の仲間、現地の人々、野生動物のエピソードが面白いのは言うまでもありませんが、この本の面白さは著者の“ビミョーな女ゴコロ”が随所に反映されているところにあると思います。ふむふむ・・・なるほど・・・これは・・・ハイハイ・・・などと頷きながら読みました。思えば旅本の名著、沢木耕太郎氏の“深夜特急”などを読んでいても、ただただ感動するだけで、共感すること、参考になることっていうのは、女性にとって!存外少ない気がします。
日本に帰国後、マサイ族の少年から届いた“自由”について語る手紙は感動ものです。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、自分の生き方に迷いを感じてこの旅をはじめた著者への回答が、少年の言う“リバティ”という言葉の解釈に凝縮されているように思いました。

この本は・・・なんというか、色んなことに迷っている女性、必読の本ではないでしょうか。たとえアフリカや旅に興味がなくても、ぜひご一読されることをお勧めします。そしてもちろん、アフリカが好きな人も!心の中にすーっと爽やかな風が吹き抜け、優しい気分になっている自分を発見できることでしょう。



山と渓谷社