東大生が本気で考えた! 勝ち抜くための株の本
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分類: | 本
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発送可能時期: | アクセスしてご確認下さい
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参考価格: | ¥ 1,500 (消費税込)
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株だけでなく、経済全般に興味を抱かせてくれる一冊。 昨秋のリーマン・ショック以降、株価って時には不気味な動きをする恐ろしいものだと特に感じてきましたし、果たしてこの本を読んだだけで本当に「勝ち抜」けるのかという疑問を抱きながら、読んでみました。
全体が2部構成になっています。
第1部では、GDPや為替、業種平均PERなどのマクロな指標と、株価の相関関係をどのように分析すればいいのか、一見難しそうな内容を大学生レベルに噛み砕いて教えてくれています。また、損益計算書や貸借対照表などのファンダメンタル分析や、チャートを用いたテクニカル分析などにも具体的な事例を用いながら、軽く触れ、第1部を読み終えた時点で、株式投資を始めるための素地が身につくと思われます。
第2部では、「鳥越製粉」など4つのケースを扱い、どのように株の「買い」「売り」を判断するのか、彼らの思考の過程が見られる実践的な内容になっています。
ただ「買い」「売り」の理由を淡々と書き連ねるだけでなく、気になる結果までついているので、より納得がいきました。また、決して断定口調を用いていないところに執筆陣の謙虚さを感じ、好感が持てました。
以上のような内容ですが、巻頭から巻末まで強調しているのが「他人の意見を鵜呑みにせず、自分で考え、判断すること」が「勝ち抜」く秘訣だということです。
真偽種々様々な情報が入り混じる現代社会において、自分で情報の信頼性を判断することなしに「勝ち抜」くことは難しいでしょう。
このような彼らの理念に共感し、星5つ!!
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